こんにちは、パパラギの乃です!
皆さんは「サビハゼ」ってハゼをご存知でしょうか、、、?
10年以上前のヨコバマでは当たり前にいた子です。噂によると砂地一面がサビハゼだったとか、、、?
それはさておき、まだ私が新人だった頃は砂地に降りればいつでも見つける事ができたのですが、今やヨコバマでは見かける事が珍しい幻のハゼとなってしまいました。
今回はそんな幻のハゼ(仮)「サビハゼ」に関してのブログです笑
サビハゼは体長5〜10cm程の小柄なハゼで主に砂地やガレバを棲家にしている着底してい系のハゼになります。
特徴はハゼ科の中でも縦偏(じゅうへん)している体型をしており、砂に同化しやすいように白く茶色の斑点がある見た目をしておりパッと見、見つけるのが難しい子。
ただ縦偏(じゅうへん)している為、眼が頭部の方に付いているので眼がよく合います。なので私たちの眼が慣れてくればあっさり見つけることが出来るんですよ〜
縦偏とは?って方は国立科学博物館のURLをチェック→https://www.kahaku.go.jp/research/db/zoology/uodas/course/taxonomy/fish_body.html
また、なんの為に付いているかわからない謎のヒゲ、新人だった私はいろんな角度からサビハゼを撮影してヒゲの数を数えるのがいっときの趣味でした笑
数えた所平均20本くらい生えており顎の淵にしか生えていません、餌を探すために付いているわけでもなく威嚇のために付いているわけでもなく、なんなんだこのヒゲは、、、
そんなサビハゼちゃん春になるととっても綺麗な卵を岩の裏に産むんです。
シャンデリアみたいで綺麗ですよね!
数あるハゼの卵の中でもダントツで写真映えする卵だと思っています。
冒頭でも書いた通りここ2〜3年ヨコバマやIOPではサビハゼを見ることが減り今はほぼ見ることが難しいです。
神奈川県の三崎口近くのポイント:城ヶ島では沢山みれたので私の見解だとサビハゼは北上しているじゃないか!っと思っていたのですが、、、
なぜか菖蒲沢や赤沢ではいるんですよー、普通に砂地に降りたら何食わぬ顔でいる!
なんなんだ、君たちは、なぜヨコバマにいなくて菖蒲沢や赤沢にはいるんだ?
私の疑問は残り続けます。
ただ、東伊豆から完全にいなくなったわけではないので安心しました!皆さんも是非菖蒲沢や赤沢に潜るタイミングがあったら砂地をよーーく観察してみてください!
上目遣いのあざとい顔をして私たちダイバーを迎えてくれますよ^_^
これからもちょくちょくハゼに関してのブログをUpしようと思っていますので皆さん楽しみにしてて下さい( ^∀^)